いよいよ最後のステップです。ここまで着実に進んできたあなたは、瞑想の取組みによって、本来のマインドフルネス・正念の高い気づき・メタ認知の力と習性をしっかりと身につけられていると思います。脳の変化や心の変化・浄化も進んでいることでしょう。
そして、参考ステップで詳しく紹介している道理や智慧などを悟りとして得心することも、瞑想の体験や成果を通して可能になっきていると思いますので、このステップ７では、まずヴィパッサナー瞑想での悟り、覚り＝洞察智について学びます。
瞑想の取組みは
ヴィパッサナー瞑想は、ここまでは腹部や足など体の動きとして「生じた現象に気づく」ことを取組んできましたが、このステップ７では、動きを生じさせている「意図する心の現れにも気づけるように」なる仕方をします。
意図する心の現れに気づけるようになってくると、よりいっそう高い本来のマインドフルネス・正念の状態に持続的にいる人になってきます。
そして、意図する心の現れとその結果で現れる動作に気づくことは、無我の境地を体験することや、参考ステっプで紹介している、たとえば、自分の日常の心身の現象には原因と結果があると原因と結果の法則・縁起を知り悟っていて生きている人となるきっかけとなります。
そうして根底から日常のあり方、生き方が変わるきっかけとなります。
