ステップ4

ボティスキャン瞑想【A】レベル1

ステップ4の気づきの瞑想のヴィパッサナー瞑想のボディスキャン瞑想Aには1と2があります。

瞑想をする坐り方や終わり方は同じで、瞑想中の気づきのし方が異なります。まずレベル1から取組みます。

【動画による講義】

【文字による講義】

レベル1は、頭のてっぺんから足の指先まで指定の42カ所の身体の部位に、順に注意を向けて各部位に気づきます。アーナパーナで鼻腔または人中という部位に気づくことに取組んできた力と経験が役立ちます。

坐り方・瞑想の手順

坐るところから瞑想状態に入る前の左右揺振までと終わり方は、アーナパーナの坐る瞑想と同じ。

瞑想状態以外はアーナパーナの坐る瞑想と同じです。つまり、ミャンマー人のあぐらで座り、法界定印はせずに、正身端座をして、眼は閉じて、欠息一息、左右揺振をします。

そして、左右揺振のあと、アーナパーナの基本を少しして、心を静めて集中するとともに、鼻腔または人中に注力することで身体への気づきの力をスタンバイします。

それから、指定の42部位について順に気づくことをします。

レベル1の体への気づきのし方

指定の部位に注意を向けて、その部位の感覚を気づいていきます。気づけたらゆっくり次の部位に移動します。

感覚と言っても、温かい冷たい、硬い、こわばっている等々という状態を感じ取ろうとして気づくのではなくて、その部位が在ること・部位の存在や、その部位のありのままの状況にただ気づけばよいです。判断や反応はせずに平静にただ気づきます。

なお今、覚えようとする必要はありません。実際に取組むときも、後でこのページの下からか、このステップのメニューにある項目「実践しましょう」から音声ガイドを利用して、私の声の誘導で取組めるようになっています。

頭の両側や両耳のように両方がある部位は同時に両方とします

  • 頭のてっぺん → 頭の両側 → 頭の後ろ → ひたい → 眉間 → 鼻すじ → 鼻 → 鼻の下 → 上唇 → 下唇 → あご → 両まゆの下 → 両まぶた → 両頬 → 両耳 →
  • 首の両側 → 両肩 → 両ひじまでの腕 → 両ひじ → 両ひじから両手首までの腕 → 両手首 → 両手の表 → 両手の裏 → 両手の指 → のど → 胸 → みぞうち → 腹 → 下腹部 →
  • 首の後ろ → 肩甲骨 → 背中 → 腹の後ろ側 → 腰 → 尻 → 両太もも → 両膝 → 両膝から両足首まで → 両足首 → 両足の表 → 両足の裏 → 両足の指
  • 足の指までいったら、足の指から頭のてっぺんまで逆に戻ります。
  • これを数回繰り返します。

指定の部位に注意を向けて、その部位の感覚を気づいていきます。気づけたらゆっくり次の部位に移動します。

感覚と言っても、温かい冷たい、硬い、こわばっている等々という状態を感じ取ろうとして気づくのではなくて、その部位が在ること・部位の存在や、その部位のありのままの状況にただ気づけばよいです。判断や反応はせずに平静にただ気づきます。

実際の取組み

次のボタンをクリックして音声ガイドのページに行き、音声ガイドを使って取組んでみてください。