「マインドフルネス」を、本当にしっかりできるようになりたい、きちんと高い本当の効果を得たいとしたら、マインドフルネスを次の4分類に分けてとらえることが役立ちます。
1.原点のマインドフルネス
マインドフルネス、マインドフルネス瞑想の原点は、2500年前からあるものです。
これは、人として生きることの全体に関わる技術・知恵・力を持つこと、変容をかなえるものなので、4分類の中で、もっとも広く高い効果をかなえます。
2.近年の医療・精神療法系のマインドフルネス
原点の瞑想法を、アメリカで1979年に、ストレスや痛みの緩和を目的に簡易にして加工したものがつくられて、それもマインドフルネス瞑想と言われるようになりました。
そして、それが精神医療の目的のために加工され、さらに加工されるようになりました。
3.近年のビジネスや教育系のマインドフルネス
上記2が広まるようになって、ビジネスなどで生産性を上げるためや教育の目的に、それらをさらに加工して、様々なことも付けたものが、次々に現れるようになりました。
4.近年の「もどき?」のマインドスフルネス
どう表現したらよいか難しいのですが、とりあえず「もどき」とつけました。
もともと心理療法でされていたことが「マインドフルネスで」と説明されたり、まったく概念ややり方が関係のないものが「マインドフルネス〇〇」と冠をつけられたりするようになりました。
また、他のことでも流行するとインターネットや本に情報があふれるようになりますが、間違った情報があふれるようになりました。
そうして、マインドフルネス、マインドフルネス瞑想を本来のとは違って誤解する人、誤解して取組む人がとても多くなるようになりました。