【動画による講義】
【文字による講義】
アーナパーナの基本は、日常生活の中で当たり前にできるようになって、クセのようにするようになり活かすようになることが重要です。
そのために、日常で次の2種類の取組みをします。
- 日常生活で技術として活かす取組み。瞑想をさっそく暮らしで役立てられます。
- 日常生活で訓練する取組み
この2種類をすると、アーナパーナはどんどんうまくなれて力も高くなり、役立つようになります。そして、特別に時間をつくってする瞑想も上手にできるようになれてきます。
日常生活に技術として活かす取組み
アーナパーナの基本をすると、私たちは脳の自動操縦の自動反応、自動思考から抜け出せます。そして、心を静める、リラックス、集中することもできます。このアーナパーナの利点を、日常生活の中で活かすようにします。
アーナパーナの基本で、日常生活の中で、脳の自動操縦状態をストップする、思考や感情から離れる、心を静める、リラックスする、集中する、無分別の状態になります。
脳の自動操縦状態をストップすれば、脳の自動操縦のままに従来の主観・価値観の認識や判断の枠内にいる繰り返し、その枠から出るきっかけができます。
様々な思考・感情が起きて思い悩む状態やマイナス思考になることがありますが、その思考や感情から離れることができれば、思い悩む状態、マイナス思考の状態から抜け出せます。そういう状態からの判断や言動をしてしまうことも避けられます。
緊張や不安などのために十分に能力を発揮できないことがありますが、心が静まってリラックスできて、集中が高まっていれば、そうでないときよりも能力を発揮できます。
活かし方
日常の生活の中で次のようなときなどに、どんどんアーナパーナの基本を使います。そうして、さらにアーナパーナの力もつけていきます。
- マイナスの思いや感情になっているとき、アーナパーナの基本をして抜け出します。
- テストや面接など、心を落ち着かせて集中して成果を得たいとき、その前にアーナパーナの基本をします。
- 何かの判断をしたり解決策や計画などを考えるときに、とらわれから離れた発想をするために、アーナパーナの基本をしてから判断したり考えるようにします。
- そのほかアーナパーナの効果が役立ちそうなときは、いつでもどこででもアーナパーナの基本をどんどんします。
日常生活で訓練する取組み
アーナパーナの基本を、短い時間で良くて手間もかからずにできますから、できるだけ多くの機会にします。すればするほど上手にできるようになり力がつきます。
アーナパーナの基本をすることが自然なクセのようになるほどだと良いです。日常でアーナパーナの基本をすることが習性になると、日常でいつも落ち着いた人になれてきます。
例えば次のようなときにどんどんします。
- 家事や仕事の合間、くつろいでるとき、信号や電車やエレベータ、レジを待つ間などの時間を利用してする。
- 通勤や通学などで電車やバスを利用しているときにする。
必ず取組む時を決めて取組む方法
そして、自分で守るルールとして必ず取組む時を決めて取組む方法があります。あるヴィレッジでは1時間ごとに鐘が鳴り、鳴ったら何をしていても全員がすることになっているところもありますが
例えば
- 時計のアラームを2時間ごとに設定してアラームごとに必ず1分間する、スマートホンを見たくなったら必ず見る前に1分間するというように決めて、それを守ります。
- 食事、顔を洗う、シャワーを浴びるなど、日常生活の日々のルーチン的な活動を選んで決めて、その前にします。